ひとりの女のいま 2020.3.30

現在2020年3月末

暖かい春の訪れとは真逆に、既に気分は年の瀬

 

ここにいる一人の女の話を少し聞いて欲しい

 

話を遡ること、ひと月前の2020年2月末

某娯楽施設で働いている私の職場が新型ウイルスによって休業が決まり、約2週間ほどのニート生活の始まり。

給与は社の規定により一部支給

まあ、2週間ほどなら耐えられるか。

そう思っていたが、悪化する世界情勢の影響で休業が伸びに伸び、最後に仕事をしてから丸ひと月が経った。

またいつ働けるかも分からない。

仕事を探すもこんな状況でも雇ってくれるところはほぼ無い

生きていくための金なし

 

休んでいる間は、生きる希望でもあった推しのライブやイベントを待ち望んでいたが、待ち受けたのは中止の知らせ。

そんな中でも楽しみにしていたゲームの発売や、イベントが出来ない代わりにSNSや動画配信を使った推しからの供給など少しでもこの暗いニュースを掻き消してくれるもののお陰で何とか生き延びていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが状況は一変した

生きる希望であった推しの一人が過去に起こした不祥事発覚の報道、そして謹慎

「推しがするはずがない」と思っていた裏切りと、外野からの野次のWパンチ

 

私は一気に人生で1番のドン底を味わった気がした。

 

この状況でニートをしているうちに、自分でさえ気付かない小さなストレスが徐々に積もっていたのに、更に追い討ちをかけるかのように重く大きくのしかかってきた。

 

 

 

 

 

正直耐えられない

 

 

耐えきれず一人で声を殺しながら泣いた

 

 

勿論世界にはもっともっと苦しい、大変な思いをしている人がいるのは重々承知だ。

自分だけが苦しいく辛い思いをしているだなんて思ってもいない。

 

これが自分が起こした悲劇や苦痛なら自分で打ち返し跳ね返し、また新しく作り上げることが出来るのかもしれない。

また仕事をしていれば、嫌なことは少し気が紛れるし、疲労は推しを見れば元気をくれたりバランスを取りながら前に進むことは出来る。

 

だが今回は、周りの影響によりつらく苦しい思いををするのはより精神的にくる。

 

 

周りをみても先は見えず、暗闇ばかり

生きるための光がない。

 

暗闇で台風の中にいるような状態

 

 

そして心のバランスを保っていた、「仕事」と「楽しみ」という天秤が崩れ保てなくなっている

 

何も出来ないからこそ考え込んでしまい負のループの繰りかえし。

 

 

 

 

ただ、どんなに周りの影響だとはいえ

明るい未来を作るのは自分自身

 

私は多くの方の迷惑にならないように

「家にいるだけで人の命を救っている」という言葉を胸に引き続きニートをするし、大好きな推しがまた笑顔で堂々と胸を張って戻ってこれるように待ち続けるしかない。

 

どんな逆境にも耐えろと自分に言い聞かせる

耐えた先、有り余ってるエネルギーで全てを打ち返してやる

 

 

ここまで書いているとある程度自分の気持ちが整理されて、だいぶスッキリするものだ。

もしかしたらこれを見てくれて人の中には「メンヘラが」とか「考えすぎじゃね?」とか色々あるかもしれない。

それも間違ってはいない。

むしろ自分でも落ち込みやすいタイプというのは分かってるから、「周りの人と比べて考えすぎかな」と俯瞰で見る視点はきちんと持っているので安心して欲しい

じゃあ何故書いた?と言われそうだが、心の整理をしたかったんだよってだけなんだ。

自分による自分の為のものなんだよ。

 

 

 

ここまで長々と書いたが、ここまで見れくれた人本当にありがとう。

話を聞いてくれて慰めてくれた友人や知人には本当に感謝している。

この暗い状況を少しでも明るくしてくれようとしてる方、本当にありがとう。かなり救われてるよ。

 

そして苦しんでいる同士よ。

春は必ず来る

 

 

 

2020.3.30